その果実は禁断なり

異なる世界、ハイダルク王国。
世界の中心に聳える『知恵の木』、その木から生まれ落ちるエネルギーの塊である『知恵の木の実』——その二つを享受する勢力は『ガラムドルズ』と呼ばれ、その中心に存在するのがハイダルク王国である。
ハイダルク王国の王子・レーデッド・アドバリーは、世界ではその姿を消しつつある錬金術の才能があった。そしてそれこそ、王としての素質があると認められる理由でもあった。

本来であれば喜ばねばならないことだった。しかしながら、レーデッドは姉のミリアのことを思うと、素直には喜べなかった。
きょうだいとして生まれた時、片割れが王となるならばもう片方はそのブレーンであり盾として生きていかねばならないからだ。

優秀なのは、自分ではない。姉だ。
姉のミリアもまた、かつて世界を救った勇者一行の一人『守護霊使い』の力を身につけていた。

そんな中、ハイダルク城が反ガラムドルズ勢力に襲われる。
その時の少年フィードとの出会いが、彼らの運命を大きく左右することになる——。
そして、これが世界の大きなうねりの始まりになろうとは——誰も知らない。


■oddシリーズ第三弾、ついに開幕!!
■小説家になろう、カクヨムでも連載中。

更新履歴

2024.02.12
2-1,2公開
2023.12.31
1-9,10公開
2023.12.12
1-6,7,8公開
2023.09.17
1-4,5公開
2023.09.07
1-2,3公開
2023.09.02
1-1公開
2023.08.19
ページ公開

目次

第一章「別離編」

01-02-03-04-05-06-07-08-09-10

第二章

01-02-03-04-05-06

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